物理学というと、難解な理論や数式の世界を思い浮かべる方も多いかもしれません。
けれど、量子の領域では「意識」と「現象」のあいだに、深い関係性が示唆されています。
私は大学で物理を専攻しましたが、量子力学の研究者ではありません。
それでも、この学問がもつ根源的な問い──「私たちはなぜ、そう感じ、そう生きるのか」──に強く惹かれ、 その考え方を人間の意識や日常の在り方に応用する道を探究してきました。
理論を築き上げてこられた多くの研究者の方々、 そして共に気づきを分かち合ってくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。

私は幼少期から「努力さえすれば道は開ける」と信じて生きてました。勉強も仕事も、がむしゃらにやれば結果はついてくる──そう思い込んでいたのです。

しかし現実は違いました。どれだけ頑張っても突破できない壁、人間関係の悩み、空回りする努力。
気がつけば心はすり減り、うつと診断されるまでになりました。

「これほど努力しているのに、なぜ報われないのか？」
「自分に何が足りないのか？」

そんな私の人生が大きく変わり始めたのは、ある日、小さなきっかけで「意識の使い方」を変えたときでした。